子の成績を下げる母親の言動とは
先日、朝の情報テレビ番組「ノンストップ!」でなかなか興味深い特集をしていたので記事にしてみました。
テーマは『子の成績を下げる母親の言動とは』です。
日常の何気ない会話が、なんと子供の成績に影響してしまうという事実について、
開成中学や麻布中学、桜蔭中学など名だたる難関中学に2,500人以上もの教え子を合格させたという実績をもつカリスマ家庭教師・西村則康先生が3つの例をあげて解説していました。
それでは、まずひとつめです。
「今日学校どうだった?」
この普通の一言が、なんと、ある教科の成績に悪影響を与えてしまうかもしれません。
私もよく息子に「今日学校どうだった?」と聞いてます(汗)
皆さんはどうでしょうか??
では、なぜこの一言がいけないのか、
西村先生の解説によると、
「学校どうだった?」という具体性のない質問をすると、
「楽しかったよ」という一言で会話が終わってしまい、
考える力が働かないとのことです。
例えば、食卓では、
「ちょっと、醤油」ではなく、
「テーブルの上にある醤油を取って」というように、
「の」「に」「を」、「てにをは」などの助詞を使うことを意識して具体的な会話をすることで物事を頭の中で整理して文章で答えることができ、
これによって実際に国語の成績が上がったという事例があったそうです。
会話を単語で締めるのではなく、具体的に答えさせることによって初めて頭が働くとの事で、理想は小学校4年生ぐらいまでが効果的ですが、それ以降、中学生になってからでも大丈夫とおっしゃっていました。
我が息子、現在中学3年生。
どうしましょう。
『今日、部活は?』とか、
『明日、お弁当は?』とか単語を並べて質問しているだけでした。
応える方も『ない。』など単語で返してきているだけ…
これでは、頭を使う会話とは言えないですね。
これから社会に出て行くわけですし、人とのコミュニケーションが大切になるので、
さっそく今日から実践してみようと思います。
2つめは、
「間違った鉛筆の持ち方が算数に影響する」
という例です。
親指をかぶせる持ち方や鉛筆を真っすぐ立ててしまうと、
鉛筆の先が手で隠れてしまい、両目で文字を見ることができず、
まるで暗闇で文字を書いているような状態になってしまうそうです。
番組では小型カメラで検証していましたが、左目からは文字が見えますが右目では鉛筆を握っている右手しか見えず、実際に自分の書いた字を読み間違って、答えを間違えるというお子さんも多いとのことです。
親指・人差し指・中指の3本の指で軽く持ち、紙に対して斜めに傾けるという正しい持ち方をするだけで、
字の大きさが揃い、姿勢が良くなり、計算ミスが減るという大きなメリットがあるようです。
西村先生によると、40人クラスの内、正しい持ち方ができていた子はたった2人で、38人も間違った鉛筆の持ち方をしていたそうです。
私も試しに間違った持ち方をしてみたら、おっしゃる通り良く見えていませんでした。
目からウロコです。
やはり、正しい持ち方には意味があるのですね。
息子が帰ってきたら早速チェックしてみようと思います。
そして3つめは、
「年末年始はお子さんとバーゲンセールへ行くと良い」
とのことです。
バーゲンセールへ行くことで、○○%オフなど割引の計算を学ばせることができるだけでなく、
ママの嬉しそうな表情で金額や数字に興味を持つようになり、
勉強のモチベーションを上げることができると解説していました。
感情の伝え方の例として、
「最近頑張っているね」というYOUメッセージの後に、
「おかあさん嬉しいわ」というIメッセージを伝えることの方がより効果的で、
人によっては偏差値が10から15も上がったという例があったとのことです。
息子が小学生の頃、一緒にお買い物に行った際に割引の計算をしてもらったことがあります。
その時、息子は頭の中で一生懸命に計算していたのを思い出しました。
頭を使う、脳を使う、考えるということは大事ですね。
そして、言葉の大切さ。
相手にどう伝わるか…
感情のままに話していた私は反省です。
以上、日常会話全てを意識することは大変ですが、ふと思い出したときにはなるべく実践していきたいと思います♪