教育ローン・奨学金制度・学資保険などの融資制度
覚悟はしていたものの私立って本当にお金がかかります。
我が家の一人息子だけでも大変なのにこれで兄弟がいたら…もっと大変。
でも、兄弟で通わせているご家庭もある。
旦那様は、どれだけ稼いでいるのか…
さて、私立ではこういった金銭面の支援という形で、「教育ローン」や「奨学金制度」などのお知らせもしています。
また、生命保険会社では「学資保険」という積立型の保険を用意しています。
まず、「教育ローン」については、だいたいこんな感じです。
金融機関で違うのですが、約300万円~500万円まで借りることができます。
これらは、あくまでも「最高額」なので限度額いっぱいまで借りる必要はないと思います。
教育ローンの利用条件としては、資金使途(借りる目的)が明確である必要があります。
例えば、入学金・授業料や海外留学費用(旅費のみ)などの教育に関する資金に使用することが明らかで、それを証明する必要もあります。
支払い期限はだいたい10年くらいです。
ローンを組むのですから当然審査がありますが、
過去の返済実績、公共料金に遅延はないか、クレジットカードなどの遅延はないか、返済比率はどうなのかなどを審査します。
返済比率とは、家の収入(世帯の収入)と支払い(住宅ローンや車のローンなどの)の比率のことをいいます。
一方、目的が明確ではなく、多目的に利用するような場合は銀行などのフリーローンを利用することができます。
留学中の滞在費や入学時に使う諸費用(制服代や教科書代などなど)にも利用できる分、教育ローンに比べて金利は高く設定されています。
場合によっては、教育ローンを2本立てにしてうまく活用するといった方法もあるようです。
担当してくれる窓口のお姉さんが親切な人だといろいろ教えてくれます。
また、大きい金融機関よりも信用金庫や農協などの方が若干金利は低めのようです。
「奨学金制度」は育英会や各自治体・民間企業などで実施されていますが、
利用するためには年収などの各機関が提示する条件を満たさないと加入することができません。
資金使途はその予定について記入する場合が多いようですが、実際に証明が必要かどうかは各機関によって異なります。
金利や返済方法などもそれぞれで、一括返済や繰り上げ返済で利息分をお得にするといった活用方法もあります。
生命保険会社が実施している「学資保険」は積立型の保険商品です。
一定の期間で「給付金」を受け取ることができるほか、病気やけがなどの医療保障がついているタイプもあります。
保険については、様々な特約が充実している一方、特約の付けすぎで元本を下回ってしまう「元本割れ」などのリスクもあるというわかりにくい部分多いので、
最近では保険見直しの専門業者さんに相談して保険料を安くするといった方法もあるようです。
学校のママ友とは、なかなかこんな話はできませんが、私の友達に金融関係でしかも融資担当のお仕事されている人がいるのでチョットお話を伺ってみました。
教育ローンを利用される方はやはり、私立に通わせている方や海外留学のための資金が必要な方の利用が多いそうです。
違う私立中学に通っている私の知り合いのママも留学は、ローンにすると言っていました。
少し長くなってしまいましたが、こういった融資制度については、それぞれのメリット・デメリットをよく見極めた上で判断し、上手に利用することが大切だと思います。