中学受験を決意したら – 【ママ友体験談】

ママ友体験談 ■ 中学受験で必要な覚悟とは?

はじめまして。
中学受験について体験談を募集されているということで、何かお役に立てれば幸いです。

先に、率直な感想を述べると…
『中学受験で引き換えにするもの(こと)もある』ということです。

我が家の場合、3人の子どものうち、2人が中学受験を体験しています。
今になって思うことは、昨今のご時世のように“歴史や文化について体験し自国を学ぶ”育て方を実践すると全て小さな子どもの負担が増えるということです。

と申しますのも、中学受験はいかんせん希望校のレベルにより進度到達のラインが違います。
教科書レベルの義務教育課程の小学校の範疇から抜けない程度にプラスα英語学習のリスニング力をつけておくのと、
中学単元どころか分野別に高校過程まですっ飛ばしていくのとでは次元が違います。

学校の宿題と中学受験突破のための学習は別物と捉えるくらいでちょうどいいと思います。

けれども、以前は、週末に水辺の川の清掃に行き、生き物の観察や水質調査をして子どもたちと意見を出し合い壁新聞を作る。
夏休みには、廃材を使った工作で家の模型を作ってみよう〜!!などのように、ゆとり教育の名残なのかわかりませんが、工夫工作や社会科選奨・音楽の調べ学習など積極的に取り組んでいたのです。

そういった日々の行事に流されて、結果的に不合格になったとしたら…どうでしょうか。
残念ながら、中学受験に合格することを第一として考えた場合、親としても『最悪な親』になりかねません。

理由は、それだけ柱となる科目の強化や苦手分野克服の機会を逃してしまっているからです。
子どもには、「絶対に不得意教科を作らないほうがいい!!」と言っておきながら、ついつい普段の生活(学校での)を考えてしまい、『良い提出物=いい評価』につながるのではないかと知らず知らずのうちにそう思ってしまう。
これは親がハマってしまいがちな「落とし穴」といえるかもしれません。

コツコツ毎日原稿用紙に観察結果を書いて、写真の整理をして発表する。スピーチの練習をする…どれも時間がかかることです。
一方で、その時間は、勉強時間に割り当てることもできるはずです。

中学受験をするという決意をしたのであれば、このような学校側の都合や周りに合わせることよりも、受験校合格のために必要な受験科目の強化に大切な時間を割いたほうが有意義のように思います。

うまくバランスをとれるのが一番良いのかもしれませんが、それは決して簡単なことではありません。
まずは「目標達成」を第一に考え、優先すべきこと、そうではないことなどをしっかり取捨選択してあげることも親として必要なサポートかなと思います。

ちなみに、入試当日は予想外に緊張して『お腹が痛い〜』ってならないように常備薬をオススメします。家庭内も受験の願書の提出が終わる前くらいが一番荒れますので、母親と父親の考え方の違いや協力体制を整えられることを強くオススメします。
願書を出すと、あとは本人の“やる気”なので、道なりに沿って受験日まで調整すると思います。

子どもたちは無事合格することはできましたが、今思うと、中学受験を決めたなら自分の自由な時間とは引き換えに学力の下積みをするほうが賢明だったなあと思います。
また、希望校の見学を行っておいたほうが雰囲気のチェックができると思います!!

それでは長くなってしまいましたが、中学受験頑張ってください!!

コメント / トラックバック 1 件

:tama|

中学受験と引き換えにするもの。
ありますよね。
我が家も、大好きなスイミングなどをやめてしまいました。
外遊びなんて全然できなかった。

中学受験が子供の一生を決めるとは思ってもいないですが、
やはり、決めた以上は特に6年生になってからは受験まっしぐらですよね。
私達親もすっかりハマってしまいます。
一歩踏み込むともう抜け出せない…
って、感じでしょうか。

中学受験をするかどうかは、家庭内でよく話し合う必要があると思います。
貴重な体験談、ありがとうございました!

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