受験の裏技(?)で合格【ママ友体験談】

公立中高一貫校体験談 ■ 新設の学校にチャンスあり!?

中学受験をさせようというご家庭の場合、多くは、将来的に大学進学にむけて安心できる環境を選んであげたい、という動機が多いのではないかと思います。

ただ我が家の場合は、生活環境の変化が大きな理由になりました。

まず、通っていた小学校を卒業したら、別の学区に引越しする予定になっていました。そのため、いずれにせよ小学校時代の友人たちとは別れることになっていました。しかし引越し先の中学校区では、自宅から学校までの距離はかなりあることがわかっていました。

そこで、どうせ知らない環境で学区内の公立中学に入るのも同じことだから、受験して入る学校を受けてみるのもいいのではないかと、最初は軽い気持ちで考えていたのです。

特別に受験対策らしきことをしてこなかったため、せめて情報収集は必要だろうと思い、学習塾に通わせてみましたが、他の受験予定の子どもたちの頑張りがすごくて、これはもう、うちの子はお呼びではないな、と半ばあきらめていました。しかも6年生の夏に大きな病気を患ってしまったため、勉強も遅れ、ほとんどあきらめていたのです。

けれども、結果的には合格しました。おそらくはぎりぎりの合格だったのではないかと思いますが。

子どもが受験した中等教育学校は、まだ一期生が卒業していない新しい学校なので、大学進学率のデータが存在しません。そのため、まだ小学生のお子さんをもつ親にも、この学校の評価が定まっていないという側面があります。

また、女子の受験者数が非常に多く、おそらく男子の倍近くいたのではないでしょうか。かつては男女関係なく成績順に合格させていたようですが、結果的に女子への偏りがあまりにも大きくなり、今は男女ほぼ同数で受け入れているようです。つまり、女子は倍率が高く、男子はあまり高くないという傾向があったのです。

こうして考えると、わが子の場合は、まだ同校の評価が定まっていない時期に、倍率の低い男子が受験した、という幸運に救われたのかもしれません。
新設の学校ならではの出来事ですが、評価が定まっていない分、一長一短があることをお忘れなく。

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